脱毛の基本知識 (剃毛編)
正しい剃毛
一番手軽で最も選ばれている自己脱毛処理法の、カミソリによる剃毛ですが、場合によっては皮膚を傷付けたりする恐れがあります。
そこで、正しい剃毛の方法をご紹介いたします。正しい方法で行えば肌に掛かる負担を最小限に抑えることが出来ます。
カミソリカミソリは、よく切れるものを使います。通常カミソリは、目に見えるサビ・刃こぼれなどがなくても、継続して使っていると刃が磨耗したりして、切れ味が落ちてしまいます。
切れ味の落ちたカミソリを使用すると、怪我をしたり、皮膚に余計な負担を与えることになります。継続して使う場合、切れ味が落ちた、と感じたらすぐに取り替えましょう。
シェービングクリームやジェル出来る限り、剃毛専用のシェービングクリームやジェルを使用します。石鹸でもシェービングクリームやジェルのように、カミソリの動きを滑らかにすることが出来ますが、石鹸には保湿の効果はありません。むしろ、石鹸は肌の油分を取り除いてしまいますので、石鹸を用いて剃毛を行うと肌を傷める可能性があります。
1.肌を十分に湿らせ、剃毛専用のシェービングクリームやジェルを使用します。
2.必ず毛の生えている方向に沿って、カミソリを動かします。
逆剃り(毛の流れに逆らって剃る)をすると、皮膚を過剰に傷めることになり、雑菌が進入し炎症を起こす原因にもなります。
3.全て剃り終えたら、ムダ毛やシェービングクリームやジェルをキレイに洗い流します。
4.剃毛後の肌は非常にデリケートになっています。出来るだけ刺激の少ない乳液や化粧水などで保湿を行います。
脚の剃毛
一般的な脚の毛の流れは、上から下へ向かって生えています。そのため、腿から膝に向けて、膝から足に向けて、剃って行くと逆剃りになりにくいと思われます。また、脛・膝などの骨ばったところは皮膚を引っ張るようにして平らにするとうまく剃れます。
腕の剃毛
一般的な腕の毛の流れも、上から下へ向かって生えています。そのため、上腕から肘に向けて、肘から手に向けて、剃って行くと逆剃りになりにくいと思われます。また、指の毛も忘れずに剃りましょう。
ワキの下の剃毛
ワキの下は、とても剃りにくい箇所です。指で皮膚を引っ張り、出来るだけ皮膚を平らな状態にして剃るようにしましょう。また、ワキは毛の生える方向が分かりにくいため、特にやさしくカミソリを動かしましょう。
どんなに良いカミソリを使っても、多少の違いこそあれ、「皮膚へのダメージ」は避けられません。カミソリを使用するということは、皮膚の表面を削っているのも同じだからです。
たとえ、出血や目に見える傷がなくても、皮膚は確実にダメージを受けており、それを放置すると、肌の乾燥や炎症などの原因ともなります。
そのため、剃毛後は必ず、化粧水や乳液などによる保湿ケアを行うようにしましょう。また、その際に、抑毛効果のあるローションなどを使用すると、より一層、ムダ毛処理の効果が得られます。
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